幅が狭く、人が多いので、必然的にごった返す新宿駅中央線ホームで、すごい勢いで通り過ぎていく電車のすぐ近くをギュウギュウに詰まった人々が呑気に歩いている光景を見て「いや死ぬって」と思った。あと 30cm でも電車側に近づいたら今のベイブレードみたいにバラバラに弾けて死ぬ。もちろん初めて見る光景ではないのだが、ふと気付いてしまった。その日に遭遇した「いや死ぬって」がこびりついたまま取れない日々を過ごしていたら、なんかやけに日記が書きたくなったので書きます。
いつも通り続かない可能性が高いけど、続かない可能性と日記の書きたさって実は全然関係がない。
日記の舌 第1回 木下龍也の３月 の影響もある。ちょっとした気付きを書き留めるだけでもいいなと思った。
サイトは Astro + Cloudflare Pages で作った。Astro は初めて触ったが、NuxtContent や VitePress に比べて気が利いているというか、気が合う感じがよかった。さすがは人気ライブラリだ。Markdown を書いたら自動で HTML になってほしいな～、見た目はある程度こっちで作りたいな～ってぐらいの軽い気持ちで暖簾をくぐった先でライブラリ特有のコンテクストがワッと押し寄せてくると疲れてしまう。Astro にそれがまったくないというわけではないが、自動生成されるテンプレートを含めて洗練されているように感じた。
見た目は最低限整えたが、もうこれで完成なのではという気もしている。レスポンシブもメディアカードも何もない、太古のおおらかな時代のホームページ。
いつか大阪駅に行ったときに撮ったホームドア。分かりづらいかもしれないが、赤と黄色のプロレスのリングのロープみたいなやつ。
これを見たときは「何よこのホームドア、ほとんど紐じゃない！」と思ったものだが、電車のドアの位置が不定だからこうなっているらしい。最低限の実装で最大限の効果を発揮する、意外とかしこい設計なのだなと感心した。